「謝らないで…私が悪いんだし…
有紗ちゃんは全然悪くないよ?」
「…………でもさ、」
「泣いてたらキリないよね。
クリスマスなんか毎年あるし
来年一緒に過ごせばいいんだし。
そう考えるようにするね?」
そうだよ。
クリスマスは来年あるし
今年だけだったら泣きわめきたい
ところだけど……
私がそう言うと、
有紗ちゃんは
「そう?ゴメンね?
来年はバイト入れたら
ダメだからね?笑」
少し困ったような顔で言った。
「うん。気をつける!」
それからわたし達は次の授業に
出るため教室に行くと
風牙くんと竜稀くんが
6、7人の女の子に囲まれていた。
「な、何これ?!」
有紗ちゃんが驚いた様に言った
瞬間有紗ちゃんの顔が『鬼』に
変わった…………。