どーしよ…
とにかく風牙くんの傍に……
そう思って風牙くんに駆け寄ろうと
した瞬間………
「風牙くーーん♡」
風牙くんの周りには3、4人の
女の子が居た。
「なに?」
いつもなら女の子たちの声なんか
無視して私のところに来て。
『そんな不安そうな顔すんな。笑』
そう言って笑ってくれるのに。
今日は普通の顔して女の子に
笑顔を向けてる。
怒って……るんだ。
私が立ち尽くして何も考えれなく
なった時、風牙くんは信じられない
一言を言った…
「クリスマス?いーよ…
ちょうどクリスマス空いてるし。
どこ行く?」
「え?♡♡♡まじ?♡♡♡♡
ダメ元で言ったのに~~♡♡♡」
「じゃ、みんなでじゃなくて~
私と二人きりですごそ?♡♡♡♡」
「じゃーじゃんけん選抜でもすれば…?」
私は涙が溢れそうになったから
急いで教室を飛び出した。