「どーして入れたの?!」
「だ、だってぇ………店長が……」
「勝手に入れてきたの?
だったら!私がその店長に
言ってあげる!!!」
有紗ちゃんは竜稀くんと喧嘩
してる時みたいな顔をしてる……
いわゆる、『鬼の顔』。
有紗ちゃん……店長じゃありません。
私だよ………変な想像してました……
「ち、違うの。私なの!!
店長がクリスマス空いてるか
確認してる時に
私が風牙くんと二人でクリスマスを
過ごしてる想像をしてたの。」
「……はぁ……まぁ、楽しみなのは
分かるけどさ………
きっと、岸谷も楽しみにしてると
思うよ?」
「そ〜だよね…」
でも、でも……もしかしたら
風牙くんだったら許してくれるかも…
「一回さちゃんと岸谷に
言った方がいいと思う。」
「そーだね。ありがとう。
有紗ちゃん!!」
そーだよ。一人で悩んでるより
ちゃんと言おう。
「うん♡じゃ、教室行こ!!」