それから、竜稀は
女子のメイド姿が早く見たい
とかなんとか言いながら
めっちゃ早く歩きながら
登校していた。






そして、学校に着き
下駄箱で靴を履き替える。



すると、





「1―3の女子レベル高くね?
俺はあの子がイーわ。
心音ちゃん?だっけ?
ぽけーっとしてるとこが
かわいい。」







「あーそれな。俺はあの子。
有紗ちゃん?なんかあの子に
怒られたいわ。ツンデレっぽい
とこが良くね??」









なんて会話が聞こえてきた。



かわいいに決まってんだろ。
当たり前の事言いやがって。



早く見たい。





「風牙。今の聞いたか?
有紗に怒られたいとか
いかれてんじゃねーの?
あいつの怖さが分かんねーから
あんな事言えんだよ。」







「まぁな。」







「絶対、有紗なんか普通だぞ?
普通にメイド服来て、いつもどおり
俺にキレてくんだろなー。はぁ。」






「嬉しいくせに。(小声)」