風牙くんと話しながら
有紗ちゃんを見てみる。




すると、いつもは
大人っぽくて綺麗な
有紗ちゃんが、





幼くて可愛い有紗ちゃんに
なっていた。



恋してる顔だね。





ほんとに可愛いよ。
有紗ちゃん。







「おい。」





急に風牙くんが声を出したから
今ホストクラブにいる事も
忘れて。




「ちょっっ。風牙くんシィーーー!!」





今、竜稀くんと有紗ちゃんが
いーとこだから。雰囲気が。





「久隠…お前なぁ…」






「今いーとこなんだからー!!」







「俺らもいーとこだから。」






そう言って私の腕を
自分の方に引っ張って

私は風牙くんに抱きしめられた。






「ちょっっ。風牙くん!?////」






「俺といる時は俺の事だけ考えて。」





「え、あ………はい/////」






私は風牙くんの発言が
ものすごく恥ずかしくて
顔が熱くなってきた。





「可愛い。」







抱きしめながら耳元で
そんなことを言ってきたから
私の顔は更に熱くなった、、、