「あー。それね。
階段で心音達と別れてから
普通にジュース買って、
教室に戻ったんだけど。」






「うん。」





「教室に戻ったらクラスの子達が
『ちょうどいいから4階の準備室
から段ボール持ってきて』
ってたのまれてね?」





「うんうん。」




あー、だりぃ。
話なっげぇ……


ふぁー……





「んで、竜稀と4階の準備室に
来たのは良かったんだけど
肝心の鍵がなくて……


鍵は1階の職員室まで
行かなきゃいけないから
上の小窓から入って中から
鍵開けよって事になって、

今に至るのよ。」







「そうだったんだ。」







「それで、三月のが軽いし
どうせ竜稀が三月を肩車か、
なんかして中に入れたって
わけだな?」






「そう。当たり!」