柔らかい何かが俺の腹に
当たった。


って何考えてんだ俺…


「大丈夫か!?久穏。」



俺はさっきの変な考えを
頭ん中からかき消す様に
久穏に喋りかけた。



「………。」




ん?



「おい。」



すると、
「だっだだだだだ大丈夫です!」


あっ!そういや久穏。
男が怖いんだったな…


「ごめん…久穏…」



俺がそう謝ると
まるでどうして謝るの?
と言っているような
きょとんっとした
顔になった…(笑)


あー。
可愛いな。



「なんでもねぇよ。」

と言いながら久穏の
おでこをペチンッと
叩いた。



「痛いよぉ…風牙くんのバカっ。」


と言いながら頬を膨らましてる。



可愛いな。おい。




それから俺は久穏に
2階の方がすいている
事を伝えて、俺たちは
竜稀達が居る2階へむかった。