俺は今家に向かって
ゆっくりとチャリを
走らせている…



俺もちょっと頑張るか??
話しかけて見るとか…


いや…無理無理っ
無視で終わりだ…



久穏と喋らなくなって
大分経った今でも
好きと言う気持ちは
収まらずにいた…




誰だっけ?
たしか神谷…


あいつマジでイラつく。



そんな事を考えながら
イライラしていると



「ちょっとっ…
神谷くんっ……」



その声は久隠だった…



なにやら久隠は神谷に
強引に腕を引かれて
どこかに連れていかれている……



やべぇな…


俺は少しだけ後を
つけることにした…



ストーカーじゃねぇからな……



「っ心音!!!」



「な…何…?」



久隠と神谷は人通りの
少ない所で話していた…



「俺…前からずっと
聞きたい事があった…
もう我慢出来ない!!」



「……」



「心音は俺と居ても楽しくないの?」



「何いってるの?
楽しいに決まってる…」