学校終わりに体育館裏に健を呼び出した。

「な..何だよ話って?」

「・・・・・って。」

「ん?今なんて言ったんだよ?」

「私の友達の香織が健の事好きなんだって!!」

私は泣きそうになりながらも言った。すると

「はぁ?なんで奈々架が言うんだよ?普通告白って
自分で言わねぇか?(怒)とにかく無理って言っといて。」

当たり前だよね怒るのも・・・・。

でも振るって事は・・・・・

「あのさぁ健好きな人いるの・・・・?」

私は勇気を振り絞って聞いてみた。

「///あぁ・・いるよ///」

やっぱり・・・・・。

「ごめんね。じゃあ言っとくね。バイバイ」

私は逃げるようにその場から居なくなった。

健が言った言葉になんて気付く事も無く・・・・。

次の日香織にダメだった事を言うと・・・。

「ありがとう・・・・。おねがい今はひとりにさせて・・・・。」

そういって教室を出っててしまった。

私は何もする事が出来ない。

友達なのに。どうしてなんも言ってあげられないんだろう。

こんな自分が情けない。情けなさ過ぎて・・・・。

一時間目が終わった後香織に呼び出された。

「奈々架さぁ~健君が好きな人がいるからダメって言ったよね?」

どうして急にこんな話になるんだろ?私は心の中でつぶやいた。そして、

「うん。それに告白は自分で言うものだって言い切ってたよwww」

「やっぱり・・・。」

香織はボソッと言った

「やっぱりって?どうしたの香織?」

「鈍感すぎ。つまり健君の好きな人は奈々架って事。」

「??!!
どうして?何でそうなるの?」

うれしいけど・・・。

「なんとなく。でも少なくとも奈々架モテてるよ♪」

「なんとなくって・・・・・。」

さすが香織。

「私は信じないよ!!絶対嘘に決まってるよ。」

うれしいけど絶対そんなわけはない。

「そっか~私だったら自信がつくけどなぁ~」

「もう!!私は香織とは違うの!!!!」

もう香織はいつもこうなんだから!!

「あぁそんなに怒らないでよ。ごめんごめん(笑)」

健が私のこと好きなんてありえないんだ・・・・。