「奈々架起きなさい!」

時計を見ると7時30分。

「奈々架!起きないと遅刻するわよ!!」

どうしよ・・・。あと20分で遅刻

決定だ~!!!!!!!

私はベットから飛び起きて、

グチャグチャになった髪のを毛整え

メイクをしてリビングに行った。

「奈々架。ご飯食べ・・「ごめん!!食べる時間無くて!!」

いくら学校が近くても後10分は・・・・・・・。

もういいや!!そう思って歩きかけた時、

後ろからクラクションの音がして振り返ると。

「おぉ奈々架お前も遅刻か?だったら乗れよ!
 ぐずぐずしてないでほら?」

そういって私の腕をつかみ車に乗せようとするのは

幼なじみの健。健が車に乗せるとその反動で・・・

額と額がコツンと当たってしまった。

「////ご..ごめん///」

私は恥ずかしくなりながらも謝った。

健も顔を真っ赤かにしながら・・

「//あぁごめん//」

「ねぇねぇ健も遅刻なの?遅刻なんて珍しいね?」

私が聞くとまた顔を真っ赤かにしながら

「いや・・・寝坊したんだ・・・」

うそ?!私は心の中でつぶやいた。でも
私と一緒なんてなんかうれしい

???あれ?私なんでうれしいなんて・・・。

「おい。なに、ニヤニヤしてんだ?」

「//えっ?なんでもないよ//」

そんな事を話している内にもう学校に着いた。

「健、私最初に降りるね。」

っそういうと。

「なんでだよ?」

はぁ~なんで分からないんだ・・・・。

「健鈍感すぎ。健さぁ学年で一番モテるんだよ。
 なのに私が一緒にいたら勘違いされるし・・・・。
 とにかく先に行くね。ありがとう」

私はそういって車を後にした。

「何だよ・・あいつ・・・。」

なんとか遅刻せずに済んだ。

教室に入ると

「奈々架!!!!今日休みかと思ったよ(泣)」

そういって私の所に来たのは中学時代からの親友の香織。

香織は頭もよくて、かわいくて、スポーツも出来るから

ものすごくモテる。でも告白されてもすべて断っている。

理由は単純。健の事が好きだから。そしてみんな、

お似合い~って言っているけど。まぁ~本当にお似合いだけどね♪

でも胸がズキズキするのは何でだろ?

「・・・・・ね。」

っと香織が。

「あぁごめん聞いてなっかた。何だっけ?」

「もう~。だから奈々架さぁ~健君と仲いいから
私が好きだって伝えてくれない?」

えっ!?どうしよう?なんですぐに『いいよ』

って言えないんだろう?

「だめ?だめならいいやごめんね。無理しなくていいよ」

「いいよ私伝えるよ」

「マジで?ありがとう!やっぱり持つものは友達だね♪
んじゃよろしく!!」

そういってどこかへ行ってしまった。

そして私は大事な事に気がついた。

私は幼なじみの健の事が好きなんだって・・・・。