僕は思わず道案内をすると言ってしまったが、どこに行っていいかわからず彼女を見てみると

『…あのぉー』

彼女もこっちを見ていたみたいで目があってしまった。

『ど、どうしたの!?』

目があってしまった恥ずかしさから思わず噛んでしまった。

『どこに向かって歩いてるんですか?』

何も聞かなかった自分が恥ずかしくなり黙っていると
『私ここに行きたいの。』
彼女が住所の書かれた紙を渡してきた。
渡された住所を見てみると
『………これ僕の家だよ!?』

驚きを隠せない僕は彼女を見た。

『ぇえ!?そうなの!?』
彼女も驚いていた。