『ふーん。』

飛鳥はそれだけ言うと自分の席に着いた。

キーンコーンカーンコーン

チャイムの音と同時に担任の先生が教室に入ってきた。

『今日は先生達会議があるから授業は昼までだ!』

すると

『よっしゃー!今日は遊び回ったるでー』

一平が嬉しそうに立ち上がりガッツポーズをしている。

『一平!今まだ先生の話の途中なんだから座りなさい!』

そうやって一平に怒ったのはこのクラスの委員長、斎藤舞。
飛鳥の友達だ。

『委員長そんな固いことゆいなやー』

一平は渋々席に着いた。