あたしもコーヒーを飲みながら、リビングの椅子に座って、パソコンを立ち上げた。


 そしてネットし始める。


 ずっと変わらなかった。


 マシーンを使うのは、あたしにとって、すっかり慣れたこととなっている。


 ネットニュースやブックマークしているサイトなどを見て、情報を仕入れた。


 雄哉もいつもは営業で、バスや電車などを使い、いろんな場所を回っているらしい。


 運転免許は取ってない。


 視力がかなり悪いからである。


 あたしも彼が来たときは、ずっと傍にいて、愛し続けた。


 雄哉も想っているはずだ。


 あたしのことを。


 ずっと一緒に居続ければ、お互い心の内が手に取るように分かるのである。


 別に不自然なことじゃなかった。