単に倦怠を覚えるというだけで。


 毎日刺激が少ないのだけれど、それでも十分よかった。


 特に気にすることはないと思われたのだし……。


 それにまた彼とはずっと一緒にいるつもりだ。


 雄哉もあたしとの時間を大事にしてくれる。


 とてもいいパートナーだと思えた。


 これからも続いていく。


 別に派手なことをせずとも。


 それにお互い想い合えているのだし……。


 また部屋に来れば、濃密なキスから入って、性行為する。


 変わらない感じだった。


 ゆっくりと時が流れていく。


 この春という季節はうららかだ。