雄哉が、


「友里、考え過ぎないようにね」


 と言ってきたので、あたしも、


「ええ」


 と答えておく。


 そしてまたコーヒーを軽く一口、飲んだ。


 その夜も互いに自然と絡み合い、ゆっくりと交わる。


 日曜の朝、お互い半裸のまま、ベッドに寝転がっていた。


 午前九時過ぎにあたしの方が先に起き出し、キッチンへと歩いていく。


 普通の週末だ。


 お互い同じ部屋にいて、ゆっくりし続ける。


 彼が起きてきたのは、午前九時過ぎだった。


 違和感などない。