あたしも思った。


 冬も直に終わるのねと。


 ゆっくりとではあるけれど、季節は着実に過ぎ去っていく。


 お互い癒し合いながら、土曜を過ごした。


 確かにずっと仕事がきつい。


 腱鞘炎もドライアイも慢性化していた。


 せめて土日ぐらい休めないと、と思い、彼と一緒にベッドの上に寝転がる。


 そしていろいろ語り合った。


 考え過ぎずにのんびりと、だ。


 雄哉も普段は仕事がかなりきついのは、あたしにも十分分かっている。


 揃ってゆっくりし続けた。


 無理しないように、である。


 日曜になると、また新たな一日が始まる。