<一週間お仕事お疲れ様。明日と明後日は会えるね。またゆっくりしようね。じゃあまたね>と打って文面を確認し、送った。


 返信がある。


 <お疲れ様。明日の午後二時半過ぎに来るよ。待ってて。じゃあまたね>とあった。


 やっと一週間が終わったわと思う。


 すっかり疲れてしまっていた。


 だけど、よくよく考えてみれば、人生はこれからじゃないか。


 いくら仕事がきつくても、必ずその先に希望が待っている。


 季節が廻れば、また木々に花が咲くのだ。


 そう思っていた。


 幸い、親族の呪縛から逃れられたのはよかったのである。


 もう二度と会うことはないだろう。


 縁が切れたのだから。