<一年間お仕事お疲れ様。明日から来るよ。正月は二人で過ごそうな。じゃあまたね>と打ってあった。


 それを読んで安心する。


 そして大掃除は明日からでもいいかと思い、入浴した後、ベッドに入って眠りに就いた。


 一夜明け、土曜になる。


 起き出し、キッチンへと入っていって、コーヒーを一杯淹れた。
 

 ホットコーヒーじゃなくて、やや温めか、冷えているアイスコーヒーを淹れ、飲む。


 真冬でも冷たいコーヒーは美味しい。


 考えてみれば、一年間ずっと頑張ってきた。


 さすがにここらで一息入れた方がいいと思い、ゆっくりする。


 その日の午後二時半頃に大きなバッグを抱えた雄哉がやってきた。


「これからお正月明けまで世話になるよ」


「ええ。毎年、あなた来てるからね。お正月休みはずっと」