玉木や他の部下たちが、


「主任、一年間お疲れ様でした」


 と各々言ってきたので、


「お疲れ様。お正月ぐらいはゆっくりしてね。あなたたちも普段から働き詰めで疲れてると思うし」
 

 と返す。


「ええ。そうさせていただきます」


 その日の終業時刻になると、皆帰っていった。


 あたしも居残ることなく、普通に帰る。


 夜道で車を運転しながら、雄哉が年末年始にやってくることを思った。


 帰宅してすぐに、スマホからメールを打つ。


 <お仕事お疲れ様。確か雄哉も仕事納めよね?明日から休みだから一緒に過ごしましょ。じゃあね>と打って送った。


 すぐに返信が来る。