そうしているうちに夕方になり、月曜からの仕事のことを思うと、凹んでしまう。


 だけど、また一週間後は会えるのだから、気にしてなかった。


 互いに大人同士だから、分別はある。


 日曜の夜まで、和やかに過ごした。


 その後、雄哉が部屋を出て、帰っていく。


 別れ際、


「じゃあまたね」


「ああ、またな」


 と言い交わして。


 冬の夜は寒いし、冷える。


 すぐに毛布に包まり、眠った。


 ゆっくりと、である。


 明日からの仕事に備えて、だ。