そして土曜が来る。


 昼前に近くの量販店に行き、食材やお弁当などを買って帰宅した。


 それから雄哉にメールを打つ。


 <今日も午後二時半頃に来てね。待ってるから。じゃあまたね>と打ち、送った。


 部屋でずっと待ち続ける。


 彼が来るのを。


 まあ、あたしにも愚痴や泣き言などがあって、それは雄哉に聞いてもらうのだったけれど……。


 約束の時間まで、じっと待つ。


 スマホをネットに繋いで見ながら……。


 午後二時半頃に玄関口で物音がし、彼が来たようである。


「はい」と言って扉を開けると、雄哉が立っていた。


「ああ、友里。こんにちは」