すぐに夕方が着ちゃうのよね」


「君もそう?俺もそうなんだ。朝から晩まで一日が過ぎ去るのが早いよな」


 彼がそう言っていったんコーヒーのカップをテーブルに置き、座っていた椅子の背凭れに凭
れ掛かって、ゆっくりし続ける。


 そして軽く吐息をつき、気を抜いた。


 あたしも思うのだ。


 これからずっと雄哉と付き合っていけると。


 実質、結婚しているようなもので、お互いのことは手に取るように分かっていた。


「友里、食事何か買ってるの?」


「うん。一応、お弁当買って用意してるから」


「済まないね」


 彼がそう言った後、あたしに寄り添ってきたのである。


 ゆっくりと。