と言った。


「ええ。あたしもそう思うわ。ずっと仕事に追われっぱなしだけどね」


「それは分かる。俺も外にいる時は、ランチタイムが唯一の楽しみだし」


「雄哉も何かある?息抜き法とか」


「うん。自宅に帰ってから、眠る前にベッドの上でストレッチしてるよ。これが結構いいんだよな」


「そう……」


 言葉尻に含みを残し、頷いてみせる。


 雄哉がコーヒーを飲んでしまった後、


「何気ないけどいいよな?俺たちの週末って」


 と言い、笑顔を見せた。


「うん、確かにね。……あたしもそう思う」


「友里はランチでどんな物食べてるの?」