一缶きっちり飲む。


 そして平日は夜も出来るだけ早めに眠っていた。


 とにかく社の主任席に座っている間は気を抜けない。


 ずっとキーを叩き続けていた。


 玉木が時々、


「主任、お疲れでしょう?」


 と訊いてくるので、


「ええ、まあね」


 と適当に返しておく。


 座りっぱなしなのだし、足腰が痛いと思うことがあった。


 坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどの症状は一向に治まらない。


 仕方ないと感じていた。


 ずっとキーを叩きながら、いろいろと作っている。