それに、そういった人間たちとは、なるだけ関わりを持たないようにしようと。


 酒やタバコに溺れる輩などに一切用はない。


 醜いじゃないか。


 大酒を飲んだり、ニコチンを絶えず摂取したりすることなど。


 まあ、そういった人間たちとは付き合っても意味がないので、最初から御免こうむるのだけれど……。


 玄関の扉を開けると、雄哉が立っていた。


「ああ、いらっしゃい。待ってたわよ」


「友里、一週間お仕事お疲れ様」


「雄哉もお仕事お疲れ様。……入って」


「うん。お邪魔するよ」


 彼がそう言って、入ってきた。


 あたしも出迎える。