そのまま寝入りそうになる。


 一応入浴を――、と思い、起き出した。


 そして彼と揃った形で、バスルームへ歩き出す。


 時間はいくらでもあった。


 休日はあっという間に過ぎ去り、また平日に戻るのだけれど……。


 土日でしっかりと充電し、また歩み続ける日が続く。


 別に現実さえ受け入れられれば、会社員という仕事も苦痛にはならない。


 単調だというだけで。