一瞬言葉尻を濁した後、


「何かあったらあたしに相談してね。メールでも電話でも。いつでも力になるから」


 と言葉を重ねる。


 その日の夕食は、昼前買ってきていたお弁当で済ませた。


 そして食事後、出たゴミをゴミ箱に捨ててしまってから、揃って洗面台で歯を磨く。


 歯を磨き終えた後、雄哉が、


「友里、今からゆっくりしような」


 と言った。


「ええ、そのつもり」
  

 端的に返して、リビングへと歩き出す。


 そしてベッドに敷いていたシーツを整え、


「ちょうどこのシーツ洗濯してから、付いてる乾燥機で乾かしたのよ。うち、ドラム式で毛布も洗えるの」