皆、朝からパソコンに向かい、キーを叩き続けている。 


 中にはタブレット端末に向かっている人間もいた。


 時代というものの流れは恐ろしい。


 そういったことは具に感じ取っていた。
 

 もしかしたら、数年後は皆、タブレット端末やスマホで仕事をするんじゃないかと。
 

 勘ぐり過ぎかもしれないけれど、実際、潮流というのはあった。


 いつもはゆっくりする間がない。


 ずっとキーを叩き続けていた。


 もちろん仕事はいくらでも回ってくる。


 社内外のニーズに応える必要があった。


 忙しいのはいいことである。
 

 実際そうだった。


 月曜の昼に玉木が、