<今から来てね。夕食用意してるから。じゃあまたね>と打って、送る。


 ちょうど雄哉は午後二時半頃にやってきた。


「ああ、いらっしゃい」


 玄関先でノックの音がしたので、思わず無防備に開けてしまう。


「友里、こんにちは」


「ああ、雄哉。……またゆっくりしようね」


「うん、そのつもりだよ」


 彼がそう言って、室内へと入ってくる。


 室内へと歩いていきながら、頭痛に襲われた。


 疲れている証拠だ。


 普段は気を抜けないので、休日にガス抜きするつもりでいた。


 話したいことは、いろいろとある。


 そう思い、しばらくリビングで話をした。