慣れていた。


 こういった作業には。


 それにこの夏――、二〇一三年夏の貴重な思い出として残す。


 雄哉は毎日寝坊している。


 休日ぐらい、ゆっくりさせてあげようと思った。


 確かにいつもは働き詰めなのだし……。


 きっと疲れているのだろうと思う。


 そう察していた。


 そして時間は流れていく。


 一分一秒が過去へとなりながら……。