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 雄哉と過ごした週末が終わり、また平日になる。


 お盆休みまで仕事を続けた。


 社内でパソコンのキーを叩き続ける。


 加賀美コンツェルンとのことがまだ頭の片隅に残っていたのだが、今ではそう気にならない。


「主任、毎日お疲れでしょう?」


 玉木がそう言ってきたので、


「ええ。……でも、こんなことぐらいで参ってたんじゃ、生きていけないわよ」


 と返す。


「まあ、確かにそうですね。私もメンタル面での疲れはありますが、休日は極力休めてますし」


「そう。……でも、あなたぐらいの年齢なら、疲れはそんなに重たくないでしょ?」
 

「いえ。一日が終わるたびにホッとしてますよ」