「ドラマ見ようよ」


 と言葉を重ねる。


「うん。DVDたくさんあるから、午前中の時間はそれで潰れそう」


 あたしもドラマが好きなのだ。


 特にアジア諸国の海外ドラマにハマっている。


 別にいいのだった。


 あたしのような人間はたくさんいるのだし。


 DVDレコーダーのスイッチを入れ、DVDをインサートして再生した。


 雄哉もコーヒーのグラスに口を付けて飲みながら、画面に見入る。


 俳優や女優たちの演技がテレビ画面上に映し出された。


 二時間ほど見る。


 ちょうどお昼になり、いったん番組を停めて、


「お昼、何食べたい?」