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 土曜の夜を一緒に過ごし、日曜を迎える。


 朝起き出して、キッチンに立ち、コーヒーを二杯アイスで淹れた。


 そして片方に蓋をし、冷蔵庫に入れる。


 夏場はコーヒーが生温くなると、美味しくないのだ。


 自分のグラスに口を付け、啜る。


 午前九時前に雄哉が起きてきた。


「おはよう」


「……ああ、おはよう。眠いな」


「コーヒー二杯、アイスで淹れてるわよ。冷蔵庫に入れておいたから飲んでね」


「ああ、済まないね」


 彼がそう言ってキッチンへと入っていく。


 そして冷蔵庫を開け、グラスを取り出してから口を付けた。