単に地方の一会社だ。


 政府の経済政策など、影響はほとんどない。


 あたしも感じ取っていた。


 政府の政策など、限界があると。


 そして金曜が終わり、休日を迎える。


 彼が来るから、掃除などをしておく必要があった。


 土日も部屋に人を迎え入れる以上、しておくことはたくさんある。


 洗濯も済ませて、部屋干しした。


 夏の暑さですぐに乾いてしまう。


 そして食事を用意した。


 買ってきていたお弁当をキッチンに置いて。


 午後二時半過ぎに雄哉が来た。


「いらっしゃい」