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 日曜も午後九時過ぎになると、雄哉が、


「俺、そろそろ帰らないと。また明日から仕事あるし」


 と言ってきた。


「もう遅いわね。ゆっくり出来て楽しい週末だったけど、あっという間ね」


「ああ。また来るよ。もう八月も近いし」


「そうね。……お盆休み、取れるんでしょ?」


「ああ。一週間ぐらい休めると思う」


「あたしも休みの日になったら、またあなたを呼ぶから」


「うん。そうしてくれよ。俺も君のこと、ずっと気に掛けてるし」


「また次の週末も一緒にいようね」


「ああ。愛が深まるからな」


 彼がそう言って、あたしに口付けてくる。