さすがにきつかった。


 体の中に鉛が入ったような感覚がある。


 だけど、こういった休日もいいのかもしれない。


 とりわけ変化はないかもしれないけど、安定した感じの。


 リビングの椅子に座り、


「雄哉、今からシーツ洗うから、洗濯機回すけどいい?」


 と訊いてみた。


「ああ。汗付いてるしな」


「そうよ。二人で眠れば二人分汗が出るんだから」


 そう言って敷布団のシーツを取り、屋内に設置してある洗濯機に持っていった。


 洗剤を足し、回す。


 乾燥機も付いているので、洗濯に要する時間は三十分程度だった。


 つい最近、貯めていたお金を使って買い換えたのである。