バスルームで髪や体を洗い合い、綺麗にしてから、リビングにあるベッドの上で寛ぎ続ける。


 ずっと体を休めていた。


 彼も察してくれている。


 お互いゆっくりしていた。


 確かに普段ずっと働き詰めだから、休みぐらい羽を伸ばしたいと思い。


 扇風機の風が届いていた。


 入浴した後なので、若干体が熱い。
 

 ベッドの上で土曜の夜を共に過ごし、日曜を迎える。


 新しい一日が始まった。


 いつもと変わらない。


 だけど一晩眠ると、こうまで違うのかというぐらい、体調は回復していた。


 人間の恒常性がそうさせるのだろう。