「……おはよう、友里」


「ああ、おはよう。……だるい?」


「うん、多少ね。でも大丈夫だよ。コーヒー飲めば目が覚めるし」


「今淹れてあげるわ。待ってて」


 そう言い、キッチンへと歩き出す。


 お湯でインスタントコーヒーの粉末を溶かし、上から冷たい水を注ぎ足して、スプーンで掻き混ぜた。


 そして氷を数個浮かべ、冷やす。


 差し出すと、彼が、


「ああ、ありがとう」


 と言って、グラスに口を付けた。


 まだ朝晩は冷え込むのだが、日中は夏の陽気だ。


 ネットを見終わると、雄哉が、