あたしも朝起き出し、洗面した後、メイクをしてなかったので、すっぴんだったのである。


 だけど、ちゃんとメイクすれば済む話だった。


「雄哉、飲み物何がいい?」


 そう問うと、彼が、


「アイスコーヒーがいいな。ブラックで」


 と言う。


「分かった。今淹れるから」


「ありがとう」


 雄哉はリビングの椅子に座り、ゆっくりし続けた。


 あたしもこんな休日の真昼は眠気が差すのだ。


 仕事中とテンションがまるで違うので。


 パソコンを立ち上げ、つい今しがたまでネットを見ていた。