朝と夜の二回だったが、常に繋がれていると思うと、救いになる。


 あたしも欠かさずメールを打っていた。


 スマホからである。


 普通にメールしていさえすれば、何かが起こったとしてもそう動じることはない。


 ちゃんと繋がり合えているからである。


 日曜の午後二時半過ぎに彼がやってきた。


 玄関先でノックの音が聞こえたので、雄哉だろうと思い、


「はい」


 と言う。


「あ、俺。雄哉」


「ああ。今開けるわ」


 そう言って、扉を押し開ける。


 彼が立っていた。