全部を話し終わると、容子も清華も思いっきり口を大きく開けていた。


ワァ、ミカン丸ごと入りそうだなぁ。


「アンッッッタって子は!転んだ挙げ句、見ず知らずの男の子に姫抱きで家運ばれて手当てされるなんて、どんだけ無防備でドジなのっ!!」


「キャンッ!!」


のほほんと2人の口の大きさに感心していると、容子の特大の雷が落ちた。


ヒィィィッ!!容子普段はクールなのに、なんで私にだけこんなに怖いのーーーーっ!!


「まったく信じられないわ……でも胡々愛が何も変な事されないで良かったわ」


き、清華……!優しい!