~玲音side~


いつのまにか俺は
ゆきなの髪に触っていた。

ゆきなの髪はさらさらで。


髪をおろしているゆきなは
初めてみた。


きれいだ。


ドサッ!


「えっ。ちょっ!む、村佐部くん?」




俺はいつのまにかゆきなを
押し倒していた。


俺、どうにかしてるな。


こんな、地味子といっしょにいたい。


なんて。