村佐部くんが口を開く。

「いつ、誰があんたと付き合うってゆった?勘違いしないでくんない?」

なんだ違うのか。

よかった。
安心した。

「俺が好きなのはゆきなだけだから。」

村佐部くん。

「玲音、なんで?なんで地味子が彼女なの?うちの方がいい女じゃん。」

そうだよね。

「確かにあんたの方がいい女かもしれない。でも、それでも俺が好きなのはゆきなだけなんだ。」

嬉しいよ。

でも昨日いったことがほんとでしょ?

「玲音のばか!」

彼女は教室から出ていった。

「ゆきな、ちょっと屋上いこうか。」

村佐部くんがいう。

「う、うん。」

いろんな人の視線を浴びながら
教室をでる。