案の定みんな目を見開いた。


「なぜ噂のりいちゃんがいるんですか?」


「俺らを誘惑しに?キモイし」


軽蔑の目を向けてくる。


最低な奴ら。



「姫を返しに来ました」


私は佐藤鈴をソファの上に寝かせた。


みんな文句を言ってくる。


「お前が犯人か?」


「この街から追い出す」


「…だろーが」


「あ"ぁ?なんつった?」


「姫一人守れねぇから全国でとまるんだろーが‼


おまえらはこいつがレイプされたの知ってるのか?


毎日頑張って一人で立ち向かったのを知ってるのか?


おまえらはこいつのなにをみてたんだ?


仲間じゃねぇのかよ‼」


シーンとなった。


「一人ずつ殴らせろ。


は、くいしばれ」


ばきっぼきっばこっぼこっがつっ‼


「今度やったら飛龍を潰す」


「…てめぇの名は?」


「血豹だぼけぇ‼」