全員気絶した。


「佐藤鈴。


助けにきたよ」


「里依紗ちゃん?」


私は佐藤鈴を抱きしめた。


「泣きたかったら泣きなよ。


あんたは一人じゃないんだから」


「…ふっ…うっ…うぇぇぇええええん。


辛かったよぉ…。


助けてくれてありがっ…っとう。


飛龍のみんなに迷惑かけたくなくてっ。


うわぁぁぁぁぁああん‼」


数十分後泣きつかれて寝た。


「飛龍の倉庫行きますか」


佐藤鈴をバイクの後ろに乗せて走った。