「てっ…てんめぇ‼」


女はブチギレた。


掴みかかってきそうなぐらいだ。


佐藤鈴はまだ目を見開いている。


「あんたたちさぁ…もう子供じゃないんだからぁ、責任とれる行動したらぁ?」


女たちは逃げて行った。


またするだろう。


「あっ、はい。


これ里依紗のじゃーじだけどかすね?


言っとくけど、


助けたわけじゃないからぁ」


私はトイレから出て行った。


そのあと佐藤鈴が泣いていたのは知らない。