紹介はこのぐらいにして。

屋上に入った。

そこには、さっきの美少女がいた。

フェンスによしかかり、空を見上げた状態で。

見上げる表情は少し冷たく儚かった。

「ここ俺らの場所なんだわ」

殺気混じりに萊弥が言った。

「こいつ誰?」

梓が言った。

失礼すぎるっしょ。