チョコ「エミちゃん、食欲ないけど…。」

エミ「だって私、92キロも体重があるんだもん。」

ティラ「フン、たかだか体重じゃねぇか。くだらねぇ。」

プリン「女の子は体重気にするよね。大丈夫、このハンバーグ、豆腐で作ってるから。」

キャンディ「皆、エミの笑顔が見たい。」

エミ「うん。」

ドーナツ「エミのこといじめるやつ、ぶん殴ってやるから、元気出せ!」

ケーキ「クッキーさんからも、何か一言。」

クッキー「今、目の前にある食材は、オレたちにとって欠かせないものだぞ。エミ、お前も食べなくては死んでしまうだろう?」

エミ「それは…。」

クッキー「お前の元気が、オレたちの勇気のもとなんだ。」

プリン「エミちゃんがいるから、僕頑張れるよ。」

ティラ「まあ、エミの呪いのことも、オレたちがなんとかするから。」

ドーナツ「紀が熟すまでの辛抱だから、落ち込むな。」

隣に座っているドーナツが、エミの頭をやさしくなでる。

エミ「いただきます。」

エミ「おいしい。」

チョコ「エミちゃんの食べている時の笑顔、僕好きだよ。」

ケーキ「やっぱエミは、魔女より素晴らしい魔法使いだ。」

プリン「パルルンパ、パルルンパ、笑顔の魔法はパルルンパ!」

クッキー「相変わらずプリンは歌上手だな。」

エミ「プリンちゃんは、何でも出来てうらやましいな。」

プリン「えへへ、今度エミちゃんにも教えてあげるね。」

ティラ「それよりクッキーさん、今日の仕事あまり成果があがりませんでしたね。」

チョコ「谷のつり橋の建設って少しずつしか進まないんだよね。」

エミ「皆危険な仕事についているのに、私のこと気にかけてくれてありがとう。」

ドーナツ「まぁ、オレたちは、ネコ族に属しているから、多少の高い所は平気さ。」

こうして、楽しい夕食の時間は、過ぎていった。

続く