……そうだったんだ…。

私は彼女じゃ無かったんだ………。
やっぱり『都合の良い道具』だったのかな?
私涼太と別れなくない…
例え涼太が私の事を好きじゃなくても、私は涼太の傍に居たい。


そんな事を考えながらやっていた涼太の宿題……。終わっちゃった…。

どうしよう……((チラッ
友達と話してる涼太を見てどうすれば良いか分からない私……。
これをHRが始まる前に涼太に渡さないと怒られる。でも、これを涼太に渡したら私はお昼まで涼太と話せない……。
……迷ったって意味は無い。
涼太に渡そう…。


「り、涼太っ」

「あぁ?」

「しゅ、宿題出来たんだけど、どうすれば……」

「はぁ?んなの一々持ってくんじゃねぇよ!!!!!((ギロッ」

「ご、ごめんなさい((ビクッ」

「まじウゼー。てか目障り。早く消えてくんない?ウザいんだけど」

「クスッ))今田さん涼太に嫌われてるんだぁ~((クスクス」

「嫌われて当たり前だよぉぉ!だって涼太は美嘉(ミカ)達の事が好きだもんねぇ?」

「当たり前だろwwwww俺はこんな奴よりお前らの方が良いから(笑」

「だってぇぇ今田さん♪」

「………っ(泣」

「何か言ったらぁぁ?あ、もしかして、自分が選ばれなくて泣いてんのぉ~?」

「うわっマジかよ……まじそーゆーの無理なんだけど…」

「グスッ))……………い」

「え~~?何々ぃぃ?」

「………涼太なんか大嫌い!!!!アンタみたいな男好きになった自分が馬鹿だった!!!!今、思い返せば後悔ばっか!!朝は宿題やらされるわ、昼はお昼ご飯買わされるわ、夜は家まで行って晩御飯作らされるわ。今さっき『私は涼太の傍に居たい』なんて思った自分が馬鹿だわ!涼太の為なら何だって耐えられるって思った自分がアホすぎて笑えてきた!!!今までの自分を振り替えると全部アホすぎて笑えるわ!!!!アンタとは絶交よ!!!!アンタみたいな男こっちから願い下げよ!!!!!!!!!!!!!(泣」

バタバタッ

「アンタ最低。行くよ愛」

「うんっ!」

バタバタッ