「そっか、昨日退院したんか!

学校出てきて平気なんか?」

「もちろん!

もう全然平気やで!」

「でもホンマ安心したわ……。

後遺症とかもなさそうやさ」

「おう!

でも体なまっとるから

ちょこちょこ部活に顔出そう思っとる」

「せやったら

そんときは俺も誘ってな!」



琉樹はそう言って笑った。

その後ちょうどチャイムが鳴って

俺達は自分の席につく。

俺も自分の席はしっかり覚えとって

その席から見える

教室の風景が懐かしくて

ついつい顔がにやけてしまった。